お子さまの場合
(心療内科・精神科)

『学校・教育センターから受診を勧められた場合』、『発達障害の診断・定期的受診・セカンドオピニオンなど 』、『診断書作成や心理検査を受ける場合』 などについては、 児童思春期精神科医あるいはそれに準ずる医師による診断・治療を受けることをお勧めします。特に未就学や小学生の方の治療については、専門医受診をお勧めします。

*当クリニックに児童思春期精神科医はおりません。
当クリニックの心療内科・精神科の患者様は18歳以上が対象となります。

お子さまの場合
(てんかん)

当クリニックでは12歳以上の方が対象となりますが、18歳未満の未成年の方の場合、初診時に保護者(あるいは保護者の了解を得た方)の同伴をお願いいたします。発作症状を把握するにも家族からの情報は是非必要です。(2022年4月1日から18歳以上の方は成年となりますので成人として対応します)。

家族だけで相談に
行きたいのですが

〇ご家族様の相談も行っています。良い方向に導けるよう協力して診察にあたります。

〇通院中の方の場合・・・・・ご本人様の同意・承諾が必要です。但し急激な身体の不調などがある時はご家族からの情報提供いただければ幸いです。

〇新患患者様の場合・・・・・・診察ではなく相談になるため、患者様ご本人のカルテ作成はできませんしお薬の処方もできませんので治療開始にはなりません。ご家族の方のお話しを伺い一般的な情報提供やアドバイスをさせていただきます。

初診ですが本人は受診
を拒否しています

〇ご本人の来院がないと診断や治療にむすびつきませんので、初診の患者様の場合、ご家族だけの受診はできません。

〇初診ではなく、前項に記載のように相談という形であれば可能です。

受診したがらない
患者さまを持つご家族のために

心の病はどなたにも起こり得ます。最近では受診に抵抗なくただ寝れないということで来院される方も増えてきています。しかし医療機関への受診を躊躇される方は少なくなく、その中でも心療内科・精神科は別格です。自分のこころの内をオープンにして話すことや心療内科・精神科に抵抗感を元々もたれている方が多いからだと思います。医療従事者には法的に守秘義務が課せられていますのでお話しされた内容が、本人の許可なしに外部に漏れることはありません。ご本人の承諾が無ければ、ご本人以外からの治療内容の問い合わせなどには一切応じませんので安心して治療を受けていただけます。その辺はご理解いただき少しでも受診の敷居が低くなれば・・・と思います。
しかしどうしても受診にむすびつかず、お困りのご家族はおられます。明らかに不調で、心療内科・精神科受診が必要と思ってもどのようにご本人に接したらいいのかお悩みのご家族は多いかもしれません。うながし方は簡単でないと思いますが、精神的に不調だから、認知症じゃないのかなど、ご本人のプライドを傷つけたり不安を助長するような言い回しは避けてあくまでご本人の体調を心配された言い回しが良いと思います。

対応例としては、

〇『うつじゃないのか、診てもらった方がいい』と心の状態を指摘するより、『食事もとれないし、寝てないようだし、だるそうだし、お母さんも心配。一度受診して相談したら?』など身体の症状を主たる症状としてうながす。

〇たとえば、体調不良があれば内科、頭痛などあれば脳外科、了解えられれば直接 心療内科・精神科受診などの複数の選択肢を本人に提示。

〇幻聴や妄想があるとご自身が精神症状と理解できず、全く治療にむすびつかない場合が多くあります。そのためまず家族が医療機関(症状が強い場合の相談先は入院も考慮してクリニックより精神科病院の方がよいかもしれません)に相談しておく。

〇自分を傷つけたり、暴言・暴力など家族を含めた他者への迷惑行為があり、危険な状態の場合は警察に相談する。

以上などがあります。ご家族のご心配が、少しでも改善し、ご本人が良い方向に向かわれるように当クリニックでお力になれれば幸いです。