心のサインに気づくことから
始めましょう
こころの変調は誰にでも起こるものです。こころの不調やストレス症状が長く続いたり、日常生活に支障が出ている場合は、早めに、精神科・心療内科の医療機関に相談することをお勧めします。
どんな症状でお困りですか?
- 気分が沈む、何事も悲観的に考えてしまう。
- 何をするのにも億劫で気力がでない、楽しくない。
- 集中力が低下し疲れやすい。疲れているのに眠れない。
- アイデアがどんどん浮かんできてハイテンションの状態が続いている
- 人前でとても緊張する、赤面する、声が震える、人前で字が書けない
- 理由もないのに不安な気持ちになる、不安で仕方ない
- 緊張すると腹痛や下痢がおこる
- 電車やバスに乗るのが苦しい。トンネルや渋滞での運転に強い不安を感じる
- 帰宅後や寝る前に、あるいは場面に関係なく、突然、動悸や息切れ、呼吸困難の症状がでる。
- 職場でのトラブルで心身ともにとても不調
- 対人関係がうまくいかず疲れる
- 場の空気が読めない。2つのことを同時にできない。
- ミスや忘れ物が多い
- 生理前、イライラする、怒りっぽい
- 同じことを何度も確認してしまう、確かめないと気がすまない、運転中に誰かを引いてしまったのではと気になる
- 耳鳴りやめまいや頭痛、原因のわからない体の痛みなど内科・耳鼻科・脳外科など受診しても原因がわからない症状が続いている。
- イライラや落ち込みを繰り返し、肩こりや頭痛で辛い
- 周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
- 誰かに悪口を言われている気がする、人の視線がひどく気になる
- 物忘れが気になる。道がわからなくなるなど生活に支障がある。
- 何も食べたくない、食事がおいしくない
- 寝付けなくて困る、途中で目覚めてしまい熟睡できない
家族・友人・同僚など本人を取り巻く人達が、その人らしくない行動が続き、生活面での支障が出ていると感じる場合も、早めに精神科・心療内科の医療機関に相談するよう勧めてください。(以前と異なる状態が続く場合は、体調などについて聞いてみましょう)
- 服装が乱れてきた
- 急にやせた、太った
- 感情の変化が激しくなった
- 表情が暗くなった
- 一人になりたがる
- 不満、トラブルが増えた
- 独り言が増えた
- 他人の視線を気にするようになった
- 遅刻や休みが増えた
- ぼんやりしていることが多い
- 呼んでも返事をしないことがある
- ミスや物忘れが多い
- 体に不自然な傷がある
このような疾患を
治療しています
●ストレス性障害
○適応障害…#1
○心的外傷後ストレス障害
●不安障害
○パニック障害
○全般性不安障害
○特定の恐怖症
○社交不安障害(あがり症)
●感情障害
○うつ病
○双極性障害(躁うつ病)
○気分変調症
●非器質性睡眠障害
○不眠症
○昼夜逆転
○過眠症
●発達障害
○自閉スペクトラム症(ASD)
○注意欠如・多動症(ADHD)
○学習症(LD)
●知的障害(精神遅滞)
●統合失調症
●身体表現性障害
●強迫性障害
●女性特有の不調
○月経前症候群
○更年期障害
○その他
●解離性(転換性)障害
●特定の人格および行動の障害
●アルコール依存症
●摂食障害(過食・拒食・嘔吐)
●認知症…#2
○アルツハイマー型認知症(ATD)
○血管性認知症(VaD)
○レビー小体型認知症(DLB)
○前頭側頭型認知症(FTLD)
●てんかん…#3
○焦点てんかん
○全般てんかん
○全般焦点合併てんかん
○病型不明てんかん
#1・・・◇適応障害とは、「強いストレス(たとえば職場のパワハラ・モラハラなど)により➡辛く耐えがたい状態となり➡精神面や行動面での色々な症状(憂うつ・不安・イライラ・緊張・動悸・職場や学校に行けなくなるなど)が出現し➡日常生活に支障をきたした状態」をいいます。当クリニックでの疾病名で多いものの1つです。
#2・・・◇認知症については、脳神経内科(病院&クリニック)・精神科(病院&クリニック)・脳神経外科(クリニックのみ)などが主として対応しています。最もお勧めする科は脳神経内科の受診です。当クリニックでは特に精神面・行動面で問題を抱えた方への対応をしています。
#3・・・◇てんかんは、院長がてんかん専門医であり、これまでに県内全てんかん患者様の6-7%を当クリニックで診察してきました。運転免許・就労での問題・妊娠出産など患者様の抱える問題や知的障害・発達障害・幻覚妄想状態・認知症が合併したケースなどにも対応してきました。
当クリニックのデータ
北原メンタルクリニックでの初診当時の診断名:2001~2021年
症状 | 受診 割合 |
---|---|
1.神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害 (適応障害・不安障害が主) |
36.4% |
2.感情障害(うつ病>双極性障害>気分変調症の順) | 19.0% |
3.てんかん | 18.2% |
4.統合失調症、統合失調症型障害および妄想性障害 | 6.7% |
5.器質性精神障害(認知症が主) | 6.0% |
6.知的障害(精神遅滞) | 2.3% |
7.生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群 (睡眠障害/産褥期の精神障害/摂食障害など |
1.8% |
8.失神 | 1.1% |
9.人格および行動の障害 | 0.9% |
10.心理的発達の障害(発達障害やADHDなど) | 0.7% |
11.精神作用物質の使用による精神および行動の障害(アルコール依存症が主) | 0.7% |
その他 | 6.2% |
※1人の患者様で複数の病名がついているケースがあります。
その場合は主たるもの1つをカウントしています
※太字で記載の疾患は当クリニックで診察することの多い疾患です。
当クリニックでは、てんかん・適応障害・不安障害・うつ病の患者様が多いです。